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タイニーマガジン5号は人気ブランドを代表する2組が顔をあわせ、モノづくりについて語り合う貴重なミーティングとなりました。最後は壮大な話に?? それではお楽しみください。
◆田主智基・・・岡山で
bal
(balance wear desigh)を立ち上げ、現在は
ANACHRONORM
を展開。独自の世界観を表現することで高い評価を得ている。
◆WonderWorkerGuerrillaBand・・・
SASQUATCHfabrix.
横山大介、荒木克記のユニット。ハイレベルなデザイン・グラフィックアートは常に注目されている。
[tinyworld]
それでは、まず出会いについてお聞かせください。
横山・・・
あれは去年ですね。去年僕と荒木が急に知人に紹介してもらって田主さんに電話して行ったんです。
田主・・・
岡山まで来てくれたんですよ(笑)すごいパワーがあるなあと思った。
荒木・・・
もともと田主さんは岡山にベースをおいていると聞いてたので、やっぱり岡山にラボがあるんならそこに行きたいなって。
横山・・・
それで急に電話させてもらって
田主・・・
あの時来てすぐにそのまま帰ったんだよね(笑)
[tinyworld]
その時お互い受けた印象はどうでしたか?
田主・・・
お互いブランドの名前を知ってて、でもどんな人がやってるんだろうって思って岡山駅まで迎えに行って、出てくるときどきどきして。
横山・・・
出会い系みたいな(笑)
田主・・・
結構気合はいってる奴らだなあとおもいましたね。
横山・・・
ラボを見せてもらって。田主部屋にも連れて行ってもらって。
田主・・・
昔のお店ね(笑)でも最初の見た目よりも2人とも腰が低いというか(笑)話しやすかったですね。
[tinyworld]
ということは話がはずんだんですか?
荒木・・・
はずまないです(笑)僕らも内向的なんだけど、田主さんも見せてくれないな。というか気を使ってくれているなっていうかんじで。
田主・・・
そりゃ岡山まで来てくれたから気は使ったかな(笑)
荒木・・・
僕らアナクロの服とか田主さんがもってるサンプリングソースとかすっごく気になってたんですけど、はじめてだしあんまりぐいぐい見れないじゃないですか(笑)
田主・・・
モノづくりの話ばっかりしてたね。どうやってつくってるの?とか。その時僕が感じたのは、すごいこだわってつくってるなあと思いましたね。アイテムにもそのこだわりが出てるなって思ったし、2人と話していてもその部分は感じましたね。僕的には好意的でした。あんまりこれまでそういった話をしなかったので。
横山・・・
あんまりモノづくりの話を出来る人がいなくて、田主さんとそういう話ができたのはすごくプラスになりましたね。
田主・・・
そう、モノづくりに集中してるなって感じましたね。話してて生活の8割くらいはそこに行ってるなっていう感じでしたね。そういう意味では僕も近いところがある。
荒木・・・
細かいことが好きなんですね。凝り性なんですね。でも田主さんの服を見ててもここまで細かいことやるんだ。と思いますね。
田主・・・
別のベクトルで細かさが違うんだね(笑)僕も岡山のデニム作ってる人たちと話すときは同じように警戒して。あーそうですか、とか話すんですけど(笑)、細かさのベクトルが違うんでおーっと思うところがありますよね。
横山・・・
田主さんの場合は、もちろんボディもすごいしっかりしてて、ただの加工モノじゃなくて、しっかり岡山の環境をうまく使って、地元の産業をデザインして世界にも輸出できるようなコトを目指しているのかな。と感じますね。やりすぎると田舎くさくなるとか。色々考えて加工とかやってそうですね。
荒木・・・
よくアナクロの商品を見せてもらって2人で話すのは、デニムとかやる必要ないじゃん。ここにいいのがあればこれ買えばいいじゃんとか(笑)
田主・・・
はじめて会ったときも同じこと言ってたね。自分自身ではまだまだと思ってるんで。まだ先があるしそれほどでもない(笑)つくる人のベクトルの方向で全く違うものができるのがデニムなんで、サスクワァッチのモノづくりのこだわりはアイテムにすごく出てると思いますよ。特に柄。柄でそこまでやるかっていう。妥協せずに向かっている感じは受けますね。
[tinyworld]
インスパイアされものを教えてください?
田主・・・
サスクワァッチの洋服づくりにもアッと思うし、ドメスティックなものや海外の洋服にもあるし、古着にもあるし。基本的に僕はつくっているモノにその人の意思が入っていると思うんで、そこから素直に受けるものがシンプルかなと思ってます。
荒木・・・
僕たちは保護活動してますね。古着屋を回って危うい古着を保護して行くっていう(笑)
横山・・・
こいつはもう世の中に出れないだろうっていうのを保護して、何かのカタチで出してやるっていう(笑)あとは月並みですけど、街を歩いてないと今っぽさを出せないですね。空気感とか自分の中に貯蔵しているものをリンクしてモノづくりをしていかないとだめなので。街にいて感じるコトは大事ですね。
田主・・・
最近どうですか?
横山・・・
夜中にセンター街をパトロールしたりしてますね(笑)
荒木・・・
やっぱり流行とかこれっぽいね。と思っていたのが、徐々に動いているのを感じたりするので。ああいう格好してる奴減ったなとか、増えてきたな。とか
田主・・・
そこで逆に僕らはこう行きたいとかいう感じなんだよね。
横山・・・
これにはなりたくない。とか消去できたり、こういう中にこういう人がいれば格好いいなあとか。やっぱり人を見てないとだめですね。
[tinyworld]
最近の趣味を教えてください。
田主・・・
僕はバイクに15年位乗ってますね。5年くらいサボってましたけど。ホンダのCB72に乗ってます。結構速いんですよこれが(笑)
横山・・・
最近はインディアンジュエリーにはまってますね。そこらへんに売ってる民芸品ではなくて、アーティストがつくっていてアメリカの市場だとラルフローレンやクリント・イーストウッド、ヒラリー夫人などがコレクターだったりして年間に1億くらい使っちゃうようなマーケットなんです。日本だとおみやげもの屋さん的なインディアンジュエリーショップしかないんですけど、僕らが興味があるモノは、バックグラウンドも面白くて、久々にぐっとくるモノがあったなっていう感じ。インディアンジュエリーのアーティストがいて、美術界と同じように画廊がその人の作品を買い占めて、結局その人が死ねば価値が上がるので殺すとか(笑)そういうダークな部分があったりして。
荒木・・・
ハマるまでインディアンジュエリーもターコイズもちょっとよくわかんなくて全部一緒に見えてたんだけど、1度入ると全然違うしケバイのが良くなってくるんだよね。
横山・・・
なんか財宝みたいなのがかっこいいって思ったりとか(笑)
荒木・・・
もはやインディアンジュエリーなのか何なのかわからない。自分たちだけで突き進んでるからまわりは全然わからないと思うんですけどね。
横山・・・
この前インディアンジュエリーのコレクターに会ったんですけど、オタクすぎて全く似合ってない(笑)。この人は友達いないのかなあ(笑)とか思ったりして。
田主・・・
やっぱりそこをいかに自分のフィルターをかけるかなんだよね。ファッションって
荒木・・・
格好良くないんですよね。見えなくなってしまうんですよね(笑)
田主・・・
バイク乗りも同じよ。どんどん格好悪くなっていく(笑)そこをいかに自分たちのスタイルでどう格好よくするかなんだよね。
横山・・・
音楽でも何でもディープになればなるほどみんなが見向きをしないものが欲しくなったりして。
田主・・・
そこを格好良く落とし込むのはもしかしたら僕らの仕事かもしれない。
横山・・・
やっぱり受け手がいるから作るわけで、受け手側が「なんだこれっ」ていうのは、決して良いことではなくて、エゴで出しているわけで、やっぱり受け手も「いいな」。って思ってもらって一致したときが一番いいんですよね。多分田主さんも僕らも何も考えずに自分の好きなことだけやってるんだったらお互い気にもならなかったと思うんですよね。モノを見て人がわかるというか、作ってる人と気が合いそうだなと思ったんですよね。
荒木・・・
話せそうだな。と思いました。こちらが聞きたいことが無いと会いたくないんですよね。僕らもフランクに話せる人ではないんで、同じ業界でも全く違う感じのブランドさんとかはなるべく会いたくないんですよね。目線が違うと話せないというかまごついちゃうというか(笑)
(写真左:田主氏所有バイク) (写真右:横山氏、荒木氏所有インディアンジュエリーと田主氏所有HONDAリング)
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